障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律(通称「教科書バリアフリー法」)の一部を改正する法律が、2024(令和6)年6月19日付けで公布され、7月19日から施行されます。
近年増加する外国人児童生徒等(日本語指導が必要な外国籍・日本国籍の児童生徒)に対応するものです。
教科書の内容を音声化した音声教材(マルチメディアデイジー教科書等)は、教科書の使用に困難を抱えている外国人児童生徒等にとっても有用とされますが、これまでは障害のある児童生徒のみが対象となっていました。今回の法改正により、日本語に通じない児童生徒も音声教材を使用するための法的環境が整います。
例えば、音声教材等の教科用特定図書等を発行する者は、障害のある児童生徒だけでなく日本語に通じない児童生徒の学習の用に供するためにも、教科書デジタルデータ(音声教材等を作成する際に用いられるデータ)の提供を受けることができるようになります。
「障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律」(通称:教科書バリアフリー法)の一部を改正する法律について(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/mext_00007.html
https://www.mext.go.jp/content/20240617-ope_dev03-000036571-1.pdf
※二つ目のURLは、概要[PDF:1ページ]です。
教科用特定図書等(拡大教科書、点字教科書、音声教材)(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/1371719.htm
音声教材(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/1374019.htm
教科書のデジタルデータの提供について(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/kakudai/1246126.htm