北米日本研究資料調整協議会(NCC)と国文学研究資料館(国文研)、北米の研究機関が所蔵する日本語の古典籍資料のデジタル化に向けた助成プロジェクトを開始

2024年6月4日、北米日本研究資料調整協議会(NCC)が、国文学研究資料館(国文研)と連携して、北米に所在する日本語の古典籍資料のデジタル化に関する取組“NIJL-NCC/CDDP Digitization Grant Program”を開始すると発表しました。

発表によると、これは北米の研究機関が所蔵する近世以前の日本研究資料のデジタル化プロジェクトを支援する助成プログラムです。同プログラムを通じてデジタル化された画像は国文研の国書データベース上で公開されるとあります。

Comprehensive Digitization and Discoverability Program: 2024-2025 NIJL-NCC/CDDP Digitization Grant Program(NCC, 2024/6/4)
https://guides.nccjapan.org/cddp/nijl-ncc/digitalgrant

【国書DB】NCC(北米日本研究資料調整協議会)と連携した古典籍資料のデジタル化に関する取り組みを開始します。(国文研, 2024/6/5)
https://www.nijl.ac.jp/news/2024/06/post-369.html

参考:
北米日本研究資料調整協議会(NCC)、日本・北米・欧州の諸機関が公開する日本関連デジタル画像のデータベース“NCC Japanese Digital Image Gateway”を正式公開 [2021年07月15日]
https://current.ndl.go.jp/car/44436

E2612 – 日本古典籍を身近にする「国書データベース」
カレントアウェアネス-E No.460 2023.07.13
https://current.ndl.go.jp/e2612

ポーラ R. カーティス, 後藤 真(翻訳), 川邊咲子(翻訳). 北米におけるデジタル・ヒューマニティーズと日本研究の現状:発展、協働、そして課題. カレントアウェアネス. 2023, (356), CA2042, p. 6-10.
https://current.ndl.go.jp/ca2042