2012年10月18日、国際博物館会議(ICOM)がシリアの危機的状況にある文化財リスト“Emergency Red List of Syrian Cultural Objects at Risk”の作成を開始したと発表しています。ICOMはこれまで同様のレッドリストを11点作成しており、2013年には、このシリア版に加え、現在作成中の西アフリカ版、ドミニカ共和国版が公開されるとのことです。ICOM代表のJulien Anfruns氏は、このレッドリストがシリアの文化遺産保護活動のレファレンスツールとなるだろうとしています。
ICOM to launch a Red List for Syria (ICOM 2012/10/18付けの記事)
http://icom.museum/press-releases/press-release/article/icom-to-launch-a-red-list-for-syria/
参考:
国際博物館会議(ICOM)、「失われる危険のあるエジプト文化遺産リスト」を発表
http://current.ndl.go.jp/node/20143