2024年5月31日、文部科学省が「子どもの成長過程を解明するための長期的な縦断調査に関する調査分析」(令和5年度)の報告書を公開しました。
文部科学省及び厚生労働省が共管で実施している「21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)」について、第21回調査までのデータを活用したテーマ別の集計・分析等が行われています。
読書習慣(読書冊数)については、主に以下の指摘がなされています。
・ 例外はあるものの、小学生1年生のときに本を読んでいない場合には、成人後も本を読んでいないという関連性があることが明らかになった。
・ 成長過程の中で「読まなくなる」(あるいは「読むようになる」)ことには、家庭・保護者からの影響も含む、その時々の環境的な要因・社会的な要因が影響している可能性があり、これを踏まえて、子どもの読書活動を推進する上で効果的な方策等について検討を続けていくことが重要と考えられる。
新着情報(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/b_menu/news/
※2024年5月31日付けで「21世紀出生児縦断調査に関する調査研究」とあります。
21世紀出生児縦断調査に関する調査研究(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa08/21seiki/mext_02723.html
子どもの成長過程を解明するための長期的な縦断調査に関する調査分析報告書 [PDF:163ページ]
https://www.mext.go.jp/content/20240522-mxt_chousa01-100000172_01.pdf
参考:
文部科学省、第21回21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)の結果を公表:1か月の間に読んだ書籍の数を0冊と回答した人の割合が、紙・電子とも半数以上 [2023年10月20日]
https://current.ndl.go.jp/car/194328