OCLC、参加館による目録データ公開の際のライセンスとしてODC-BYの使用を推奨

OCLCが参加館に対して、図書館の目録データをLinked Dataなどのかたちでインターネットで公開する際のライセンスとして、Open Data Commons Attribution License(ODC-BY)の使用を推奨すると発表しています。参加館の目録データにはWorldCat由来のデータが含まれている可能性が高く、データ公開の際に、“WorldCat Rights and Responsibilities”に定められている規範と整合性が取れるように、という理由のようです。

OCLC recommends Open Data Commons Attribution License (ODC-BY) for WorldCat data(OCLC 2012/8/6付けニュース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201248.htm

Open Data Commons Attribution License (ODC-By) v1.0(Open Data Commons)
http://opendatacommons.org/licenses/by/1.0/

参考:
OCLCがバーチャル国際典拠ファイル(VIAF)のデータセットをODC-Byライセンスで公開
http://current.ndl.go.jp/node/20806

Linked Open DataによるWorldCatデータ公開に向けたOCLCの取組(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/20681

スウェーデン王立図書館がOCLC WorldCat不参加を選んだ理由についてコメント
http://current.ndl.go.jp/node/20684

OCLC、スウェーデン王立図書館との交渉決裂についてコメントを発表
http://current.ndl.go.jp/node/19818

スウェーデン王立図書館がOCLCの総合目録WorldCatへの参加を見送り 理由は書誌データ利用ポリシーの不一致
http://current.ndl.go.jp/node/19802