国際図書館連盟(IFLA)のAIに関する研究グループ(SIG)、AIに対する図書館の戦略的対応に関する作業文書を公開

2023年11月20日、国際図書館連盟(IFLA)の人工知能(AI)に関する研究グループ(SIG)が、AIに対する図書館の戦略的対応に関する作業文書を公開しました。

同文書の目的は、AIへの戦略的な対応を進める図書館に関連する検討事項を示すことであり、AIに関する地域の意思決定をサポートすることが期待されているとあります。

文書は「AIの定義」、「AIが図書館に与える影響」等の5章で構成されています。第5章では、特に重要と考えられる三つの戦略が取り上げられています。

Developing a library strategic response to Artificial Intelligence(IFLA, 2023/11/20)
https://www.ifla.org/developing-a-library-strategic-response-to-artificial-intelligence/

参考:
米国議会図書館(LC)における責任あるAIの実装に向けたフレームワーク構築の取組(記事紹介) [2023年11月30日]
https://current.ndl.go.jp/car/197370

英・リーズ大学図書館、図書館におけるAIとデジタル変革の可能性を調査した研究報告書を公開 [2023年10月11日]
https://current.ndl.go.jp/car/193926

世界のAI政策:図書館への示唆と提言(文献紹介) [2023年09月15日]
https://current.ndl.go.jp/car/192682

専門図書館業務におけるAI:傾向、展望、機会(文献紹介)[2023年8月16日]
https://current.ndl.go.jp/car/190330

E2626 – 生成AIが図書館の情報サービスに与える影響<文献紹介>
カレントアウェアネス-E No.463 2023.09.07
https://current.ndl.go.jp/e2626