ebrary社、研究・学習における大学生のソーシャルメディア活用実態調査の結果を公開

2012年2月21日に、米国の電子書籍ベンダのebrary社が、研究・学習におけるソーシャルメディア活用についての学生へのアンケート結果を公開しました。これは、2011年11月に発表された、6,500人以上の大学生を対象とした電子書籍調査“2011 Global Student E-book Survey”の補遺として作成されたもののようです。主な結果として以下が挙げられています。
・研究や学習でソーシャルメディアを利用する学生は41%であった。利用しないと答えた理由の中には、既存のウェブサイトの情報が信頼できないからとする回答があった。
・研究について共有する場合にソーシャルメディアを利用するかどうかを尋ねたところ、「よくある」「とてもよくある」と回答したのが58%であった。
・ソーシャルメディアを使って図書館員に質問をしたことが「よくある」「とてもよくある」と回答したのは35%であった。ソーシャルメディアを使って教員に質問をしたことが「よくある」「とてもよくある」と回答したのは45%であった。
・同じような研究分野に関心のある学生にコンタクトを取る場合にソーシャルメディアを使うかどうかを尋ねると、69%が「よくある」「とてもよくある」と回答した。

2011 Survey – Social Media Addendum
http://site.ebrary.com/lib/surveys/docDetail.action

2011 Global Student E-book Surveyの閲覧ページ
http://site.ebrary.com/lib/surveys/home.action

Social Media for Research: Not Quite There (PDF) (ebrary 2012/2/21付けの記事)
http://www.ebrary.com/corp/newspdf/ebrary_Survey_Social_Media.pdf

参考:
ebrary社、大学生約6,500人を対象とした電子書籍調査2011年版の結果を発表
http://current.ndl.go.jp/node/19463