ebrary社、大学生約6,500人を対象とした電子書籍調査2011年版の結果を発表

米国の電子書籍ベンダebrary社が、6,500人以上の学生を対象とした電子書籍調査“2011 Global Student E-book Survey”の初期結果について発表しています。同社は2008年にも同様の調査を実施しており、これら2つの調査の結果を比較すると、電子書籍の出版社・アグリゲータや図書館員は学生の情報や研究に対するニーズを知るために協力しなければならないとしています。今回の調査の主な結果として以下の点が挙げられています。

・2008年と2011年で電子書籍の利用やそれに対する意識は大きく変わっていない。
・電子書籍より紙の書籍が好まれる点は変わっておらず、現在でもいずれの媒体も重要である。
・電子書籍が利用可能になって、制限の少ない使いやすいツールが提供されれば、大多数の学生は紙の書籍より電子書籍を選ぶだろう。
・研究で利用できる信頼性の高いソーシャルメディアへのニーズが存在する。

ebrary Surveys Suggest Students’ Research Needs Unmet, Results to be Presented at Charleston (ebrary 2011/11/1付けプレスリリース)
http://www.ebrary.com/corp/newspdf/ebrary_2011_Student_Survey.pdf

参考:
ebrary社、大学生約6,500人を対象とした電子書籍調査の結果を発表
http://current.ndl.go.jp/node/8130