2012年2月1日、米国情報標準化機構(NISO)が電子情報資源管理(ERM)をテーマとする“Making Good on the Promise of ERM: A Standards and Best Practices Discussion Paper”(2012年1月付け)と題した文書を公表しました。同文書を作成したプロジェクトは、電子図書館連合(DLF)のERMイニシアティブ(ERMI)を引き継いだもので、その主な目的は、ERMに関する標準や優良事例の「ギャップ分析」を行い、今後のERMIデータ辞書に対する提言を行うことだそうです。同文書の要約部分では、「リンクリゾルバとナレッジベース」「著作、体現形、アクセスポイント」「コストと利用統計」「ライセンス条項」「機関IDを使ったデータ交換」の5つのカテゴリーに注目して結果がまとめられているようです。
Making Good on the Promise of ERM: A Standards and Best Practices Discussion Paper (PDF文書:54ページ)
http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/7946/Making_Good_on_the_Promise_of_ERM.pdf
NISO Publishes White Paper on the Future Standardization Needs for Electronic Resource Management Systems (NISO 2012/2/1付けニュース)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=b93c495341167780c8cbb46a007b186e652d0492
参考:
E747 – ERMSと図書館システムの相互運用性に関するレポート
http://current.ndl.go.jp/e747
『電子情報資源管理 DLF/ERMイニシアティブ報告書』の日本語訳
http://current.ndl.go.jp/node/7639