Library Journal誌に、「図書館なしの図書館学」(Library Science Without the Library)という記事が掲載されています。ライブラリースクール(図書館情報学大学院)の授業内容や卒業後の就職先についてのもので、執筆者は、ウェブ関連の仕事をしながらライブラリースクールに在籍しているGreenstein氏です。同氏は、自身は図書館員になるつもりはないことや卒業生に情報関連企業への就職が増えていることを挙げ、自己の選択にせよ環境によりそうせざるを得ないにせよ、学生の就職先が多様化しているとしています。そして、ライブラリースクールはこうした状況に対応するために自らの位置付けやブランディングを見直す必要があるとし、従来の授業に加えて、図書館関連職種での急速な変化に対応できるようなカリキュラムとすべきであるとしています。
Library Science Without the Library(Library Journal 2011/12/9付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/893005-264/library_science_without_the_library.html.csp
参考:
「あなたにとって、図書館情報学修士号(MLIS)は価値あるものですか?」、第2回目の調査結果が公表
http://current.ndl.go.jp/node/18434
E1188 – 図書館情報学修士号は価値あるものですか? 2つの調査から
http://current.ndl.go.jp/e1188
Library Journal誌、2010年の米国の図書館情報学大学院の卒業生の就職状況を掲載
http://current.ndl.go.jp/node/19319
ライブラリースクールで教わりたかったこと(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/19683