ドイツ図書館協会(DBV)、ドイツの図書館の現況等に関するレポートの2023年版を公開

2023年10月17日、ドイツ図書館協会(DBV)が、ドイツの図書館の現況等に関するレポートの2023年版“Libraries in Germany 2023”を公開しました。

ドイツ国内には8,800超の公共・学術図書館があり、2022年には全体の来館数が1億3,200万回以上であったこと等が紹介されています。

報告書では、国内の図書館の状況を踏まえ、DBVから関係各所に対して以下のような要望が提示されています。

・図書館予算はインフレを考慮して調整され、インフラ対策が優先されること。
・公共図書館の日曜開館が法的に認められること。
・図書館における電子書籍貸出しに関する法的な整備がなされること。

DBV
https://www.bibliotheksverband.de/
※2023年10月17日付けのActuellesに“Deutscher Bibliotheksverband legt aktuellen Bericht „Bibliotheken 2023”とあります。

Libraries in Germany 2023 [PDF:12ページ]
https://www.bibliotheksverband.de/sites/default/files/2023-10/Bibliotheken%202023_englische%20Version_WEB.pdf

参考:
ドイツ図書館協会(DBV)、600人以上の図書館長の署名とともに連邦議会の議員に対して公開書簡を提出:図書館における電子書籍貸出の制限を撤廃するため法整備を要望 [2021年02月04日]
https://current.ndl.go.jp/car/43192

ドイツ図書館協会(DBV)、国内の州・地方自治体に対して新型コロナウイルス感染症拡大防止のための外出制限措置の実施中も図書館の継続開館を要望 [2020年11月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/42420

ドイツ図書館協会(DBV)、小規模自治体図書館の「サードプレイス」化を支援する資金援助プログラムを実施 [2020年04月27日]
https://current.ndl.go.jp/car/40850

ドイツ図書館協会(DBV)、ドイツの図書館の現況等に関するレポートの最新版を公表 [2019年10月18日]
https://current.ndl.go.jp/car/39305