大阪府立中央図書館で大阪書林御文庫講創立300年記念パネル展が開催中

2023年10月19日から29日まで、大阪府立中央図書館において、大阪書林御文庫講の主催による「大阪書林御文庫講創立300年記念パネル展」が開催されています。

御文庫講(おぶんここう)とは江戸時代に組織された出版業者の組合で、住吉大社と大阪天満宮の御文庫(書籍を収める蔵)を運営管理しています。1723(享保8)年に住吉大社、1730(享保15)年には大阪天満宮にそれぞれ御文庫が建立され、出版業者が初摺り本を奉納してきました。奉納は現在も継続されており、御文庫の蔵書は10万点を超えているとあります。かつては一般にも広く公開されており、「大阪最古の図書館」とも呼ばれていました。

パネル展示では、御文庫講の歴史や活動内容が写真やビデオで紹介されているほか、御文庫講の書籍も展示されています。

【展示】大阪書林御文庫講創立300年記念パネル展 「大阪最古の図書館」を支え続ける出版業者(大阪府立中央図書館, 2023/10/11)
https://www.library.pref.osaka.jp/site/central/obunkokou2023.html

参考:
E2009 – 図書館への寄付と地域との新たな「絆」の構築:太宰府の事例
カレントアウェアネス-E No.344 2018.03.22
https://current.ndl.go.jp/e2009