Taylor & Francis社、コミュニケーション・メディア研究における論文の投稿先として適した学術ジャーナルを著者に提示するサービスを開始

2023年9月27日、Taylor & Francis社が、コミュニケーション・メディア研究における論文の投稿先として適した学術ジャーナルを提示するサービス“Communication & Media Studies Network”を立ち上げたと発表しました。

多くの場合、論文が却下されるのは研究の質に対する懸念によるものではなく、内容が投稿先の学術ジャーナルに適さないことによるものとあります。同サービスでは、論文の著者に対して、投稿先として適した学術ジャーナルのリストをオーダーメイドで提供するほか、別の学術ジャーナルに投稿し直す際の時間を節約する転送サービスを運営するとしています。

同サービスは、却下された論文の著者へのサポートを大幅に改善するとともに論文を別の学術ジャーナルに移行するプロセスを簡素化することを目的としており、無料のオプションとして利用できます。

Taylor & Francis Launches Specialist Network to Help Authors Find the Right Journal for Their Article(Taylor & Francis, 2023/9/27)
https://newsroom.taylorandfrancisgroup.com/communication-and-media-studies-network/

Communication & Media Studies Network(Author Services)
https://authorservices.taylorandfrancis.com/publishing-your-research/peer-review/transfers/communication-media-studies-network/

参考:
米・イエール大学公衆衛生大学院、適切な論文投稿先の選択を支援するツール“Jot”を公開 [2023年01月27日]
https://current.ndl.go.jp/car/171551

cOAlition S、Plan S原則に準拠した出版方法の研究者向け確認ツール“Journal Checker Tool”のベータ版を公開 [2020年11月19日]
https://current.ndl.go.jp/car/42568

ChronosHub、論文の投稿先選定と投稿プロセスにおいて研究者を支援するツール“Journal Finder”のベータ版を公開 [2020年10月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/42385