2023年8月28日、米・ジョージア公共図書館(GPLS)が、ラドン濃度測定モニターの貸出しを開始すると発表しました。
ジョージア州内の暮らし・ビジネス・コミュニティの継続的な改善を支援するジョージア大学の機関University of Georgia Extension(UGA Extension)とGPLSが連携して立ち上げたプログラムによるもので、州全域においてラドンへの意識を促進するための取組とあります。
発表によると、ラドンは喫煙に次ぐ肺がんの主な原因で、非喫煙者における肺がんの主な原因となっています。ラドンが原因で毎年約2万1,000 人が死亡しており、そのうち800人以上がジョージア州の住民とあります。
GPLSの全館でラドン濃度測定モニターのキットを貸し出し、公衆衛生を促進するとしています。このキットには、測定結果を提供するためのQRコードが付与されており、報告された結果は研究等に利用されるとあります。
Radon kits for checkout(GPLS, 2023/8/28)
https://georgialibraries.org/news-stories/radon/
University of Georgia Extension
https://extension.uga.edu/
参考:
CO2モニターが「大人気」:カナダの図書館における導入事例(記事紹介) [2022年12月09日]
https://current.ndl.go.jp/car/167643