米・Ithaka S+RとJSTOR Labs、学術会議の開催形式についてのレポートを公表

2023年8月15日、米・Ithaka S+Rは、JSTOR Labsと共同で、学術会議の開催形式についての調査レポート“Of Meetings and Members : The Interconnected Future of Conferences and Scholarly Societies”を公表しました。

Ithaka S+RとJSTOR Labsが、17の学会と提携し、ワークショップを通じて学術会議が直面する課題と変化の機会を調査したとしています。

発表では、コロナ禍においては、学術会議をハイブリッド形式とするかバーチャル形式とするかは外部の要因に基づいていたのが、現在では選択の問題となっていること、2020年から2022年のバーチャル形式の学術会議は、対面開催に比べて、ネットワークの構築等は提供できなかったものの、広範囲かつ多様な研究者がアクセスしやすいものであったこと、今後学術団体は学術会議の開催のあり方について難しい決断を迫られること、などが指摘されています。

The Future of Annual Meetings and Scholarly Societies(Ithaka S+R,2023/8/15)
https://sr.ithaka.org/blog/the-future-of-annual-meetings-and-scholarly-societies/

Of Meetings and Members: The Interconnected Future of Conferences and Scholarly Societies(Ithaka S+R,2023/8/15)
https://doi.org/10.18665/sr.319388

参考:
米・Ithaka S+R、市民工学・環境工学研究者の研究活動支援へのニーズを調査したレポートを公開 [2019年01月18日]
https://current.ndl.go.jp/car/37403