2023年7月11日付で、米国における図書館のための政治活動委員会EveryLibraryによる図書館の政治活動のためのプラットフォーム“Take action for libraries”において、図書館におけるテーブルゲームについてのブログ記事が掲載されました。
最近の図書館ではコミュニティセンターとしての役割がますます重視されており、ゲームテーブルを設置している図書館も比較的一般的になってきているとしています。記事では、ロールプレイングゲーム(RPG)から戦略的なカードゲームまで、図書館が実施しているゲームプログラムと、人々を結び付けるための図書館の取組が紹介されています。
テーブル上で行うRPGは、多くの図書館においてゲームプログラムの主力とあり、一例としてダンジョンズ&ドラゴンズなどのゲームが紹介されています。図書館は幅広い年齢層に合わせて複数のテーブルを設置することができ、来館者は自身がプレイして楽しめるゲームや一緒にプレイするのを楽しむグループを見つけることができるとあります。
遊戯王やポケモンなどのトレーディングカードゲームも図書館プログラムとして人気であるとし、参加者同士がつながりや友情を築き、コミュニティ意識を促進するという図書館の目的を推進できるとしています。
Tabletop Gaming at the Library, from D&D to Yu-Gi-Oh: Have you checked out your library’s tabletop gaming programs?(Take action for libraries, 2023/7/11)
https://action.everylibrary.org/tabletop_gaming_at_the_library_from_d_d_to_yu_gi_oh
参考:
福岡県内の図書館6館で、一斉展示企画「ゲームで読書しませんか?~ボードゲーム、カードゲーム、TRPGからデジタルゲームまで~」を実施 [2021年02月03日]
https://current.ndl.go.jp/car/43182
聖学院大学総合図書館、「図書館でゲームをする日」にあわせ、学生を対象にボードゲームやカードゲームを実施 [2016年10月25日]
https://current.ndl.go.jp/car/32799
井上奈智. 図書館で「ゲーム」を行なう. カレントアウェアネス. 2016, (330), CA1888, p. 12-16.
http://current.ndl.go.jp/ca1888