2023年7月25日、米国国立公文書館(NARA)が、連邦政府の記録担当者に向けて、電子メッセージの管理に関するFAQページを修正したと発表しました。
発表によると、2023年1月にNARAは役職ベースの電子メール管理のアプローチ“Capstone”に基づく一般処分計画書(General Records Schedules:GRS)を改訂し、GRSの適用範囲を電子メール以外の電子メッセージにも拡大しました。また、合わせてFAQページを作成し、GRSの適用範囲に含まれる電子メッセージや除外対象の電子メッセージの種類を表で示していました。
今回の修正によって、Microsoft Teamsのチャットが保存対象の電子メッセージに含まれる点や、Microsoft Teamsのチャンネルメッセージは除外される点を明確化したと述べられています。
AC 40. 2023(NARA, 2023/7/25)
https://www.archives.gov/records-mgmt/memos/ac-40-2023
Frequently Asked Questions (FAQs) about GRS 6.1, Email and Other Electronic Messages Managed under a Capstone Approach(NARA)
https://www.archives.gov/records-mgmt/grs/grs06-1-faqs.html
参考:
米国国立公文書館(NARA)、デジタル保存に関するフレームワークをLinked Open Dataで利用可能に [2022年08月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/46730
米国国立公文書館(NARA)、デジタル保存に関するフレームワークを公開 [2020年7月3日]
https://current.ndl.go.jp/car/41419
NARA、連邦政府における電子メールの管理に関してドキュメントを公表 [2013年09月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/24290