株式会社オトバンクと筑波技術大学、視覚障害者の読書量向上を目指す共同調査を開始

2023年7月20日、株式会社オトバンクが、視覚障害者の読書量向上を目指すための筑波技術大学との共同調査を開始したことを発表しました。

オーディオブックの利用による視覚障害者の読書状況の変化に関する調査であり、7月に開始されました。

視覚障害のある学生にオーディオブックサービスを長期間利用してもらい、読書に与える効果や影響、利用上の課題を明らかにすることが調査の目的とあります。また、サービスの利用前後で読書量がどのように変化するかを分析することにより、読書環境が与える影響を考察できると考えているとしています。

オトバンク×筑波技術大学 視覚障がい者の読書量向上を目指す共同調査を開始(PR Times, 2023/7/20)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000320.000034798.html

参考:
株式会社オトバンク、オーディオブックの認知度調査の結果を発表 [2023年03月10日]
https://current.ndl.go.jp/car/173923

国立国会図書館、視覚障害者等を対象にした読書及び情報行動に関するアンケート調査結果を公開 [2022年05月17日]
https://current.ndl.go.jp/car/46139

E2307 – 「読書バリアフリー基本計画」を読む
カレントアウェアネス-E No.399 2020.10.01
https://current.ndl.go.jp/e2307

野口武悟. 読書バリアフリー法の制定背景と内容、そして課題. カレントアウェアネス. 2020, (344), CA1974, p. 2-3.
https://current.ndl.go.jp/ca1974