全米人文科学基金(NEH)がデジタル人文学に関する新たな助成プログラムを発表、助成終了後のプロジェクト達成に向けた計画提出を義務付け

2011年6月22日に、全米人文科学基金(NEH)のデジタル人文学事務局(Office of Digital Humanities:ODH)が、スタンフォード大学で開催中のDigital Humanities 2011のカンファレンスの場で、新たな助成プログラムを開始すると発表しました。“Digital Humanities Implementation Grants”というのがそれで、これまでODHが実施してきたスタートアップ・グラントに続くものとして、スタートアップの時期を過ぎたプロジェクトへの助成を行うようです。なお、この助成プログラムでは、全応募者に対して助成終了後もプロジェクトの目標を達成できるかどうか等について説明した、事業継続計画等の提出が義務付けられているとのことです。

Announcing a New Grant Program: Digital Humanities Implementation Grants (Office of Digital Humanities 2011/6/22付けの記事)
http://www.neh.gov/ODH/ODHUpdate/tabid/108/EntryId/162/Announcing-a-New-Grant-Program-Digital-Humanities-Implementation-Grants.aspx

Digital Humanities 2011: June 19 – 22
https://dh2011.stanford.edu/

参考:
全米人文科学基金(NEH)、2011年度前半のデジタル人文学の助成対象プロジェクトを公表
http://current.ndl.go.jp/node/18105

デジタルリソースを長期間維持し続けていくための資金援助のあり方とは
http://current.ndl.go.jp/node/18415