米国の出版社HarperCollins社が同社の提供する電子書籍1冊の貸出回数を26回までにするという条件を提示したことに対して、米国の複数の図書館コンソーシアムが、HarperCollins社の電子書籍の購入を見合わせる決定をしたと報じられています。Library Journal誌の記事には、「一定の回数貸し出されたらその資料を書架から取り除かなければならなくなるという話は聞いたことがない」「26回以上貸し出されたHarperCollins社の印刷版書籍は今もいい状態のまま提供できている」といったコンソーシアムの代表者らのコメントも紹介されています。
Library Consortia Begin To Vote Against HarperCollins Ebook Checkout Policy(Library Journal 2011/3/7付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/889582-264/library_consortia_begin_to_vote.html.csp
参考:
HarperCollins社、電子書籍の貸出に関する新たな条件をOverDrive社に対して提示
http://current.ndl.go.jp/node/17688