科学データのオープンな共有を目指す“FigShare”ベータ版が公開される

2011年3月2日に、科学データのオープンな共有を目指す“FigShare”というプラットフォームのベータ版が公開されたようです。この“FigShare”は、研究者が実験で失敗した事例や公にされていないデータ等を登録・公開し、他の研究者と共有することで、他の研究者が同様の実験をする時間と経費の節約に役立てようというもののようです。“FigShare”の登録データの引用やタグ付け等も可能とのことです。運営しているのは、英国インペリアル・カレッジ・ロンドンの博士課程の学生であるMark Hahnel氏とのことで、氏は英国のNPO団体Open Knowledge Foundationの、科学におけるオープンデータに関するワーキンググループのメンバーであり、またScience3.0というウェブサイトコミュニティの創設者のようです。

FigShare
http://figshare.com/

Introducing FigShare Beta (Fig Share Blog 2011/3/2付けの記事)
http://figshare.com/figblog/2011/03/02/introducing-figshare-beta/

Introducing FigShare: a new way to share open scientific data (Open Knowledge Foundation Blog 2011/3/2付けの記事)
http://blog.okfn.org/2011/03/02/introducing-figshare-a-new-way-to-share-open-scientific-data/