東京電機大学が戦後の著名な技術者を対象としたオーラルヒストリーの報告書を完成させる

2010年9月30日、東京電機大学は、「オーラルヒストリーによる戦後技術の調査研究-電気技術について-」と題した研究報告書を完成したと発表しました。この研究は、科学技術では論文や特許など成果は記録されるものの、それを担った人物の人格面からのアプローチが従来ほとんど行なわれてこなかったことを踏まえ、戦後の技術者に焦点をあてることで、その思いや精神を記録することを目指したとのことです。調査では、大学、企業、研究所等の日本を代表する技術者63名に対してヒアリングを実施し、生の声をインタビュー型式で録音、録画、編集を行なったとのことで、報告書ではそのエッセンスを集約し1人数ページでまとめているとのことです。

著名技術者のオーラルヒストリー報告書完成  飯島澄男氏、岡村總吾氏、白川英樹氏、中村修二氏、西沢潤一氏など63名 (2010/9/30付け 東京電機大学のプレスリリース)
http://atom.dendai.ac.jp/release/100930_5418.html

参考:
英国図書館、科学の躍進に貢献した英国の科学者のオーラルヒストリーを集めるプロジェクトを開始
http://current.ndl.go.jp/node/15845