2022年11月17日、生物多様性に関する文献をデジタル化して提供している「生物多様性遺産図書館」（Biodiversity Heritage Library：BHL）が、新たなコレクション構築方針（Collection Development Policy）を発表しました。
新方針は、BHLの戦略計画2020-2025の主要な目標として、2010年に作成された方針が大幅に改訂されたもので、BHLパートナーのコレクション管理のニーズに応えるための推奨事項を提供するためのものとあります。改訂にあたっては、生物多様性のデータポイントを顕在化させ、他の科学技術プロジェクトによる再利用のために公開することや、BHLのコレクションに内在する偏りを理解し、生物多様性に関する利用可能な知識および視点をより完全かつ包括的に表現すること等に留意しているとしています。
なお、コレクション構築方針は小規模な更新のために毎年見直される予定です。
New Collection Development Policy（BHL Blog, 2022/11/17）
https://blog.biodiversitylibrary.org/2022/11/new-collection-development-policy.html
Collection Development Policy（BHL）
https://about.biodiversitylibrary.org/about/collection-management/collection-development-policy/
参考：
生物多様性遺産図書館（BHL）が公開する雑誌論文の一部がUnpaywallで探索可能に 2019-08-21
https://current.ndl.go.jp/car/38835
生物多様性遺産図書館（BHL）、2018年5月中に全文検索機能を追加 2018-05-02
https://current.ndl.go.jp/car/35940
米国デジタル公共図書館、生物多様性遺産図書館のデータを再収集：収録点数の増加及びサムネイル画像の追加 2017-05-19
https://current.ndl.go.jp/car/34008
シンガポール国立図書館委員会（NLB）が「生物多様性遺産図書館」に加盟 2014-10-24
https://current.ndl.go.jp/car/27294
「生物多様性遺産図書館」の構築に関する報告記事 2009-03-13
https://current.ndl.go.jp/car/12182
