欧州の図書館・研究機関におけるソーシャルメディアの活用実態

2010年8月8日にEBSCO社がIFLA大会のサテライトイベントで発表した、欧州の図書館等におけるソーシャルメディアの活用実態についての調査結果のスライドがウェブで公開されています。同社の顧客に対して行われたアンケートをまとめたもので、1241機関から回答があり、その半数近くは研究・大学図書館で、その他は研究機関・政府機関等とのことです。主な内容は、次のようなものです。
・回答機関の37%が使用中、48%が使用を計画中、15%は予定なし
・使用の主な目的は、対外アピールを高めること、イメージの向上、コンテンツ提供の促進、ディスカッショングループや協同作業の実施、など
・ソーシャルメディアに費やす時間では、56%の回答者は自分の時間の10%を使っていると回答
・更新の頻度では、一週間に5回未満との回答が最多(56%)
・困難な点(複数回答)では、時間がかかることが最多(42%)
・成功のために必要なこと(複数回答)では、ユーザーのニーズを正しく把握していることが最多(60%)
・国別にみると、中欧・南欧よりも北欧の国の方が肯定度や使用度が高い

Social Media usage in libraries in Europe – survey findings(スライド)
http://www.slideshare.net/jhoussiere/social-media-usage-in-libraries-in-europe-survey-teaser

Social media use in European Libraries(2010/8/9付けVIP LiveWireの記事)
http://web.vivavip.com/forum/LiveWire/read.php?i=30037

Survey Findings: Social Media Use in European Libraries(2010/8/9付けResourceshelfの記事)
http://www.resourceshelf.com/2010/08/09/survey-findings-social-media-use-in-european-libraries/