ALA、「2008年に最も批判を受けた図書」を公表

ALAは、2008年に最も批判を受けた図書(most frequently challenged books)のトップ10を公表しました。1位となったのは、3年連続で、2羽のオスのペンギンがみなしごの雛を育てるお話の”And Tango Makes Three” です。ALAの「知的自由オフィス」(ALA Office for Intellectual Freedom: OIF)では、”challenge”を「図書館や学校に対してなされた、内容や適切性の理由から撤去や制限を求める書面での公式な苦情」と定義しており、OIFに報告された2008年の苦情の件数は513件であったとしています。ただ、OIFに報告されないケースも多いと見ており、この数値は実際の20-25%に過ぎないであろうとしています。

Attempts to remove children’s book on male penguin couple parenting chick continue
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/april2009/nlw08bbtopten.cfm

参考:
2007年に最も批判を受けた図書は?(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/7906
E629 – 2006年に最も批判を受けた図書は?(米国)
http://current.ndl.go.jp/e629