CA1795 – 動向レビュー:大学図書館における学生協働について-学生協働まっぷの事例から- / 八木澤ちひろ

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カレントアウェアネス
No.316 2013年6月20日

 

CA1795

動向レビュー

 

大学図書館における学生協働について
-学生協働まっぷの事例から-

 

京都大学医学図書館:八木澤ちひろ(やぎさわちひろ)

 

はじめに

 本稿は、国内各地で活発になっている大学図書館における学生協働の活動形態や動向を明らかにすることを目的としている。学生協働とは、「図書館業務の一端を、職員とともに、利用者でもある学生が担う活動」と定義する。各活動によって、内容も組織形態もさまざまであるが、「自発的・自律的に学習支援に関与し、図書館スタッフの一員としての働きをする学生スタッフ」(1)が、学生アシスタントや学生サポーターなど様々な名称で呼ばれている。ここではそうした学生協働に関与する学生を、総称して学生スタッフと呼ぶ。

 本稿ではまず、なぜこのような学生協働が大学図書館で起こってきたか、その背景を考察する。次に、大学図書館の学生協働事例集「学生協働まっぷ」(2)を元に、どのような活動形態が見られるかを紹介する。さらに、学生協働を通じて学生スタッフがどのような知識を得られるかについて考察する。最後にまとめとして、学生協働が大学図書館にもたらす利点と問題点を提示し、学生協働の新たな流れについて紹介する。

 

背景

 2000年代以降、少子高齢化の加速や経済活動の停滞など、高度経済成長後の日本社会における問題点が顕在化する中で、大学における教育に対して、知識の一方的な伝授から、学生の主体的な知識の獲得へと変化することが期待されるようになった。例えば、文部科学省への答申には、「大学はより学生の視点に近い位置に立ち、学生に対する教育・指導の充実やサービス機能の向上に努めることが重要」(3)「自ら学ぶ学習者の重要性」(4)という文言が登場している。また、中央教育審議会大学分科会大学教育部会がまとめた「予測困難な時代において生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ(審議まとめ)」には、「若者や学生の『生涯学び続け、どんな環境においても“答えのない問題”に最善解を導くことができる能力』を育成することが、大学教育の直面する大きな目標」(5)とあり、大学における教育の概念の変化が求められていることが分かる。

 このような変化に対して、大学内の重要な学習施設である大学図書館は「空間」と「人材」の二つの側面から新たな学びのあり方を支援している。まず、大学図書館が新たな「空間」の提供によって対応している例が、学生の自主性を重んじるラーニングコモンズである(CA1603参照)。一方で「人材」面での対応が、学生協働にあたる(6)

 従来より、職員不在の時間帯に、貸出・返却などの単純作業を行う労働力として、学生アルバイトなどを雇用している大学図書館は多かった。しかし、現在活発になっている学生協働は、図書館に利用者視点をとりいれることや、学生スタッフの学習支援・キャリア形成支援、学生スタッフを通した他の学生への学習支援などを目的に掲げているところが特徴的である(7) (8) (9)

 図書館に利用者視点をとりいれるという目的も、長期的に見れば学生の図書館利用を促進する学習支援の一環であるため、学生協働は学生の主体的な学習に対する支援と言える。

 

学生協働の活動形態

 では、実際に学生協働はどのような形態で行われているのだろうか。多種多様な学生協働の活動形態を、「学生協働まっぷ」(下図)に掲載された事例を中心に紹介する。

 「学生協働まっぷ」(以下「まっぷ」という)とは、筆者を含む京都大学図書系職員勉強会の有志(10)が、2011年3月から2012年5月までの期間(11)に、全国の大学図書館の学生協働の取り組みを収集した事例集である。収集終了時点で73事例が掲載されている。収集方法は、図書館系メーリングリストでの呼びかけや、インターネット上での大学図書館ホームページの検索、図書館関係者の口コミによるものであり、悉皆調査ではない。73事例中38事例には、参加学生スタッフ向けのアンケート(12)を行った。アンケートの結果は「まっぷ」中の各詳細欄に記載されている。

 

図。学生協働まっぷのウェブサイトトップページの画像です。学生協働の事例が日本地図上に示され、このページの使い方が示されています。

図 学生協働まっぷ

 

 「まっぷ」では、各事例を「図書館業務サポート」「学生選書」「学習支援」「学生サークル・その他」の4つの主な活動内容に大別(13)して掲載している。

 またアンケートの回答により38事例については、開始時期を把握できた。そのうち、開始年の最も早いのが立命館大学の2001年で、開始年が最も集中した(12事例)のは2010年であった。

 

(1)図書館業務サポート(「まっぷ」29事例掲載)

 「図書館業務サポート」の項目は、配架・館内案内・カウンター業務・ICT機器サポート・図書館広報などを主とした活動としている。73事例中29事例と最も事例数が多かった。この項目の活動には、図書館が一定期間のプログラムを組んで学生を募集するタイプが多い。このようなプログラム型は、他の活動内容と比較して、図書館職員が学生スタッフと最も密接に関与し、協力する活動形態である。学生協働プログラムに独自の名称をつけて、学生スタッフとしてのアイデンティティを高めている例(お茶の水女子大学の「LiSA」(14)や、嘉悦大学の「Liss」(15)、白百合女子大学の「LiLiA」(16)、清泉女子大学の「Ask me!」(17)など)がよく見られる。

 活動内容は多種多様であるが、特に学生スタッフによる展示やおすすめ図書紹介などのイベント・広報関係に力を入れている事例(東京工業大学の「図書館サポーター」(18)、名古屋学院大学の「学生サポーターの会」(19)など)が見られる。学生スタッフによる図書館広報誌が作成されている例(愛媛大学の「図書館サポーター」(20)の『月刊ひよこ』、島根大学の「図書館コンシェルジュ」(21)の『LiMe』、梅光学院大学の「図書館サポーター」(22)の『Tabula rasa』など)も見られる。

 

(2)学生選書(「まっぷ」16事例掲載)

 「学生選書」は選書ツアー・POP作成などを主とした活動としている(23)。定期的あるいは不定期に学生を集めて書店に赴き学生の希望する図書を購入するというタイプが多い(京都工芸繊維大学の「学生選書ツアー」(24)、福井大学の「ブックハンティング」(25)など)。さらに、学生が選書した本を紹介しあう「読書会」を開催する事例(大阪商業大学の「学生選書スタッフ」(26))や、一定期間学生が選書委員会を組織して参加するプログラムを組んでいる事例(佐賀大学の「学生選書さらりーず」(27))もある。

 この項目以外に分類した事例にも、活動の一環として学生選書を行っているところがある(志學館大学の「図書館サポーター『ぱぴるす』」(28)、松山大学の「図書館学生アドバイザースタッフC3」(29)など)。

 

(3)学習支援(「まっぷ」12事例掲載)

 「学習支援」は学習相談・レポート作成支援などを主とした活動としている。上級生や院生がチューターとして図書館内にデスクをかまえ、学生のレポート作成や勉強などの相談にのるというタイプがよく見られる(慶應義塾大学理工学部の「S-Circle」(30)など)。特に、図書館の中でもラーニングコモンズにおける学習支援に、学生スタッフという「人材」の活用を期待する意見がある(31)が、その実例と言えるような事例も散見される(大阪大学の「図書館TA」(32)、国際基督教大学の「ライティングサポートデスク」(33)、名古屋大学の「中央図書館総合サポートカウンター学生サポートスタッフ」(34)、立教大学の「ラーニングアドバイザー」(35)など)。

 また、九州大学の「Cute.Supporters」(36)のように、新入生ガイダンスで、学生スタッフが自身の図書館活用の経験談を語り、ロールモデルとして新入生に図書館の使い方を紹介するといった、情報リテラシー活動に従事するような事例もある。この事例は、学生スタッフという具体例を通して、その周囲の学生の図書館活用への理解を深めている。

 なお、「まっぷ」の事例収集終了から約半年後のふじたによる再調査(37)では、4分類全体の事例数は73事例から89事例に増加し、なかでも学習支援の事例が16事例増えて、最も増加していたという。

 

(4)学生サークル・その他(「まっぷ」16事例掲載)

 「学生サークル・その他」には、学生団体が図書館内で活動するものや、他に当てはまらない内容などをまとめている。図書館と協力する学生団体の活動や、その他特殊な活動が確認できる。学生から自発的に設立された図書館の風紀活動(旭川医科大学の「図書館学生委員会」(38))や、学生の卒業研究に大学図書館が協力したことから始まり別の大学図書館などに展開するようになったプロジェクト(kumori(39))などがある。

 収集時期が東日本大震災と重なったため、地震で落ちた本を整理するという時事的な活動(東北大学の「地域復興プロジェクト“HARU”書籍整理ボランティア」(40))も掲載している。

 

 なお、上記の4つの分類による事例分けは、直感的な事例探しがしやすいが、一方で問題点として、各活動内容に必ずしも適切な分類ができているとはいいがたいという点がある。一大学内における活動が複数の分類にわたる場合にも、一つの活動内容の下に分類されている場合があるので注意されたい。

 分類に関わらず、多くの学生協働においては個別の情報発信も盛んであり、73事例のうち、事例収集時点で、活動について随時お知らせを掲載するようなブログが17件、Twitterアカウントが7件、学生選書や学生スタッフのおすすめ図書を掲載するブクログが5件報告されている。

 活動の報酬は、有償の例も無償の例もどちらも見られるが、有償のなかにも金銭的な報酬だけでなく、単位を与えたり(岩手大学の「図書館サポーターズ“とさぽ”」(41))、特典を提供するポイント制度(香川大学の「図書館ボランティア」(42))を設けるような事例もある。

 また、図書館単体ではなく大学全体のピアサポートプログラム(43)の一環として、学生協働が行われている事例もある(立命館大学の「学生ライブラリースタッフ」(44)、早稲田大学の「こうはいナビ図書館企画『図書館なび』」(45))。

 

学生協働から得られる学生スタッフの知識

 学生協働を通して、学生スタッフはどのような知識を得られるのだろうか。具体的な学生スタッフからの報告として、お茶の水女子大学の「LiSA」の業務報告書(46)、東京女子大学の事例報告(47)、および「まっぷ」掲載のアンケートにある学生スタッフの回答コメントを元に考察する。以下、LiSA業務報告書からの引用を「お茶」、東京女子大学の報告からの引用を「東女」、その他「まっぷ」からの引用を各大学名で示している。

 まず、学生スタッフが「図書館の運営に参画しているという自覚」(48)を持ち、図書館利用の理解を深めるという点が挙げられる。

 「図書館のどこに何があるのか、サービスをどのように受ければよいのか、理解しているのとしていないのとでは利用の度合いはだいぶ変わってくるように思います。(お茶)」や、「裏側を知っていると『もっと利用者としてもどんどん活用しよう!』という気になるし、また『丁寧に利用しなければ』という自覚も生まれた(お茶)」というコメント、「実践を積むなかで自身の検索スキルを向上させることができる(九州大学)」といったコメントから、学生スタッフが利用者としての視点だけでなく運営者の視点も持つことで、図書館の活用のしかたを学んでいることがわかる。

 次に、図書館職員などの他の立場の人間と連携する能力を身につけ、自らの課題を設定し企画立案ができるようになる点が挙げられる。

 「職員や他のメンバーと共に活動することにより、自分の長所や短所を見直し改善する契機となった(島根大学)」や、「図書館側も私たちの提案を積極的に取り入れてくれるし、取り入れられない場合でも『なぜできないか』の部分まできっちり説明してくれるので、提案しやすく、そのことが意見交換や活性化につながっている(東女)」といったコメントから、学生スタッフが図書館職員との連携をすすめて主体的に課題を見つけたり、企画を提案したりしていることがうかがえる。

 このように、学生スタッフは図書館での活動を通して、図書館利用の理解を深めたり、他者とのコミュニケーションや自主的な行動ができたりするようになっている。このことは、学生が「自ら主体的に学習する」という学習支援に繋がっていると見ることができるだろう。また学生スタッフ自身だけでなく、彼らを通じて周囲の学生にもこうした知識の波及が期待できる。

 

おわりに

 学生協働は、学生の主体的な学びを支援することを目的に行われる一方で、支援する図書館職員側にとっても利点がある。

 例えば「まっぷ」に掲載しているアンケートに、学生協働への参加理由として「本が好きだから」「図書館が好きだから」という回答が多く見られるように、学生協働は潜在的に図書館に協力的な学生を発掘し、図書館によりひきつけることができる。また、利用者の学生と図書館職員との間に直接つながりができ、顔の見える関係を構築できる。これは学生側にとっても職員と話すハードルが下がるという利点となるだろう。その他に図書館職員からは、学生スタッフに業務内容を教えることで職員自身のスキルアップになる、職員同士の連携も密になる、職員数の不足をカバーすることにもつながるといった利点が挙げられている(49) (50)

 一方で学生協働には問題点もある。学生スタッフの活動を図書館側が管理・把握するのに労力が必要なこと、有償であれば財源を確保しなければならないこと、学生スタッフのモチベーションをあげる・維持する必要があることなどが挙げられる。特にモチベーションの維持や継続性を課題として挙げているところが、活動の報告(51) (52)やアンケートの回答からも読み取れる。学生協働を通して学生スタッフと直接関わる図書館職員は、これらの問題に対処する力が求められる。

 最後に、学生協働の新しい流れとして、個別の大学図書館内にとどまらず、大学の枠を越えた大学図書館の学生協働に関わる学生スタッフ同士の、大きな横のつながりが生まれてきている。他大学の図書館と交流したいという声や、実際に交流があったという声もアンケートで出ているが、特に顕著な例として、2011年と2012年に中国地方で「大学図書館学生協働交流シンポジウム」(53)が開催されていることを挙げておく。

 文中で述べたが、学生協働の事例数は「まっぷ」での事例収集終了後も増加している(54)。「まっぷ」の収集初期には、小中規模の公立・私立の大学の事例の情報が寄せられることが多かったが、現在は規模や国公立・私立に関わらず、さまざまな大学図書館で学生協働が行われている(55)。背景の通り、大学教育が「主体的学習」へと舵を切り大学図書館が「学習支援」に直接関わっていく中で、こうした流れは当然と言えよう。本稿が現在学生協働に携わっている、あるいはこれから携わる大学図書館職員および学生スタッフの一助となれば幸いである。

 

(1) 呑海沙織. 大学図書館におけるラーニング・コモンズの学生アシスタントの意義. 図書館界. 2011, 63(2), p. 176-184.

(2) 学生協働まっぷ.
http://dl.dropbox.com/u/15665405/map/index.html, (参照 2013-04-01).
通常公開終了は2013年9月30日を予定しており、公開終了以降は京都大学図書系職員勉強会Webサイト(後述)にてデータのダウンロードができる形式に変更予定。

(3) “大学における学生生活の充実方策について(報告): 学生の立場に立った大学づくりを目指して”. 文部科学省. 2000-06.
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/012/toushin/000601.htm, (参照 2013-05-01).

(4) 文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会研究環境基盤部会学術情報基盤作業部会. “大学図書館の整備について(審議のまとめ)-変革する大学にあって求められる大学図書館像-”. 文部科学省. 2010-12.
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/toushin/1301602.htm, (参照 2013-04-01).

(5) 文部科学省中央教育審議会. “予測困難な時代において生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ”. 文部科学省. 2012-03-24.
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/houkoku/1319183.htm, (参照 2013-05-01).

(6) 廣田未来. 特集, ラーニングコモンズと利用者サポート: お茶の水女子大学附属図書館の学生支援: ラーニング・コモンズとLiSAプログラム. 情報の科学と技術. 2011, 61(12), p. 489-494.
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008799214, (参照 2013-05-17).

(7) 廣田未来ほか. 特集, 図書館と学生の協働: 学生と図書館の協働の可能性: お茶の水女子大学LiSAプログラムについて. 大学図書館研究. 2009, (87), p. 1-8.

(8) “学生支援GP マイライフ・マイライブラリー”. 東京女子大学図書館.
http://library.twcu.ac.jp/sogo/gp_syosai.htm, (参照2013-04-01).

(9) 日高友江ほか. 学生協働(Library Assistant)によって変わる図書館サービス: 山口大学図書館の実践. 大学図書館研究. 2009, (87), p. 9-14.
http://www.lib.yamaguchi-u.ac.jp/yunoca/handle/2010010160, (参照 2013-05-17).

(10) 呑海沙織ほか. 特集, 「図書館実践(サービス)の最前線」4: 自主的なキャリアアップの場としての勉強会: 大学図書館員による勉強会ku-librariansの軌跡. 図書館界, 2012, 63(6), p. 416-423.
http://hdl.handle.net/2433/154298, (参照 2013-05-17).
ku-librarians: 図書系職員勉強会.
http://kulibrarians.g.hatena.ne.jp/, (参照2013-04-01).

(11) 2011年3月から同年6月まで50事例を収集し、京都大学図書系職員勉強会(後述)で成果を発表した。詳細は以下を参照。
“20110617 ku-librarians勉強会#136:ku^2mori by Yagisawa Chihiro’s Presentation”. Slideshare.
http://www.slideshare.net/kulibrarians/20110617-kulibrarians136-ku2mori-by-yagisawa-chhis-presentation/1, (参照 2013-04-01).
その後2012年5月まで随時収集した事例を追加していった。

(12) アンケートは下記の10項目。
1. 活動の正式名称がありましたら教えてください
2. いつ頃からはじまった活動ですか?
3. 報酬はありますか?
4. 参加している学生の人数を教えてください
5. 参加したきっかけはなんですか?(複数回答可)
6. おもな活動内容orアピールしたい活動内容はなんですか?(複数回答可)
7. やっていてよかったと思うことはなんですか?(複数回答可)
8. 苦労したことやその解決法、現在の課題はなんですか?(複数回答可)
9. 今後やってみたいことはなんですか?(複数回答可)
10. HP・ブログやメールアドレス、Twitterアカウントなど、公開可能な連絡先があれば教えてください
※ すべての項目は任意とし、複数人で回答しても一人で回答してもよいとした。また学生スタッフで回答できない項目は職員回答も可とした。

(13) この4つの分類は、73事例中50事例が集まった段階で、おおまかな内容の傾向として筆者が判断したものであり、残り23事例については収集時点で掲載館担当者に分類を選んでもらった。
学生協働まっぷ.
http://dl.dropbox.com/u/15665405/map/index.html, (参照 2013-05-02).

(14) “お茶の水女子大学LiSA活動日誌”. お茶の水女子大学附属図書館.
http://ochadailisa.blog32.fc2.com/, (参照 2013-04-01).

(15) “嘉悦大学Lissブログ”. 嘉悦大学附属図書館.
http://liss.kaetsu.ac.jp/, (参照 2013-04-30).

(16) “図書館ピアサポーターLiLiA”. 白百合女子大学図書館.
http://www.shirayuri.ac.jp/lib/lilia/information.html, (参照 2013-04-30).

(17) “図書館学生スタッフAsk me!”. 清泉女子大学図書館.
http://www.seisen-u.ac.jp/lib/guide/askme.html, (参照 2013-04-30).

(18) “企画展示「新入生にすすめる本」”. 東京工業大学附属図書館.
http://www.libra.titech.ac.jp/news/201104tenji.htm, (参照 2013-05-20).

(19) “名古屋学院大学読書ブログ「栞輪」”. 名古屋学院大学附属図書館.
http://blog.ngu.ac.jp/dokusho/, (参照 2013-05-20).

(20) “図書館サポーターについて”. 愛媛大学図書館.
http://www.lib.ehime-u.ac.jp/SUPPORTERS/about.htm, (参照 2013-04-30).

(21) “島根大学図書館コンシェルジュ活動日誌”. 島根大学図書館.
http://shimadailibsapo.blog.fc2.com/, (参照 2013-04-30).

(22) “とぽログ!”. 梅光学院大学.
http://www.baiko.ac.jp/university/facilities/libsupporter.html, (参照 2013-04-30).

(23) 全国的な「学生選書」のデータに関しては、大阪産業大学綜合図書館が行った下記の「学生選書に関するアンケート集計結果」に詳しい。
“学生選書に関するアンケート集計結果”. 大阪産業大学綜合図書館.
http://www.osaka-sandai.ac.jp/tosho/questionnaire_sensho.html, (参照 2013-04-01).

(24) “2011年度学生選書ツアー開催!”. 京都工芸繊維大学附属図書館.
http://www.lib.kit.ac.jp/pdf/sensho2011.pdf, (参照 2013-05-20).

(25) 学生協働まっぷ.
http://dl.dropbox.com/u/15665405/map/index.html, (参照 2013-05-20).

(26) 大阪商業大学図書館.
http://www.lib.daishodai.ac.jp/, (参照 2013-04-30).

(27) “佐賀大学附属図書館さらりーず(学生選書)ブログ”. 佐賀大学図書館.
http://sagaul.blog133.fc2.com/, (参照 2013-04-30).

(28) “ぱぴブロ”. 志學館大学.
http://web.shigakukan.ac.jp/lib/, (参照 2013-05-15).

(29) 熟田津. 2009, (44), 8p.
http://www.matsuyama-u.ac.jp/lib/kanpou/pdf/kanpou44.pdf, (参照2013-5-15).

(30) 向當麻衣子. 理工学メディアセンター S-Circle活動報告-塾生による塾生のための相談窓口. Medianet. 2010, 17, p. 72-73.
http://www.lib.keio.ac.jp/publication/medianet/article/pdf/01700720.pdf, (参照 2013-05-20).

(31) 呑海沙織. 大学図書館におけるラーニング・コモンズの学生アシスタントの意義. 図書館界. 2011, 63(2), p. 176-184.

(32) “図書館TAによるサポート”. 大阪大学附属図書館.
http://www.library.osaka-u.ac.jp/ta.php, (参照 2013-04-01).

(33) 国際基督教大学ライティングサポートデスク.
http://www-lib.icu.ac.jp/WSD/index.htm, (参照 2013-04-01).

(34) “学習サポート”. 名古屋大学ラーニングコモンズ.
http://lc.nul.nagoya-u.ac.jp/support/index.html, (参照 2013-04-01).

(35) “ラーニングアドバイザー”. 立教大学.
http://www.rikkyo.ac.jp/research/library/learning/advisor/, (参照 2013-04-01).

(36) 兵藤健志ほか. 大学図書館活用セミナーをリデザインする: インストラクショナル・デザインを意識した図書館ガイダンスの取り組み. 九州大学附属図書館研究開発室年報. 2012, 2011/2012, p. 24-31.
http://hdl.handle.net/2324/24952, (参照 2013-05-17).

(37) ふじたまさえ. “学生と図書館の協働事例まとめ”. ラーコモラボ通信. 2012, (16).
http://archive.mag2.com/0001260410/20121126142822000.html, (参照 2013-04-01).
なお、筆者を含む「学生協働まっぷ」作成者は、この追跡調査に関与していない。

(38) 谷本祥子. 旭川医科大学図書館での学生との協働事例: Eな時代こその“絆”. 医学図書館. 2012, 59(2), p. 131-135.
http://amcor.asahikawa-med.ac.jp/modules/xoonips/detail.php?id=2012297714, (参照 2013-05-17).
“図書館学生委員会(旭川医科大学図書館との協働学生グループ)の概要”.
http://dl.dropboxusercontent.com/u/15665405/map/file/057.pdf, (参照 2013-04-01).

(39) 渡辺ゆきの. 参加型のしおり「kumori」-本との出会いを提供する試み. 情報の科学と技術. 2011, 61(2), p. 76-81.
“kumori”. http://kumori.info/, (参照 2013-04-30).

(40) 小陳佐和子. そのとき私たちができたこと: 東北大学附属図書館が遭遇した東日本大震災. 大学図書館研究. 2012, (94), p. 1-11.
“東北大学地域復興プロジェクトHARU”.
http://www.haru-tohoku.org/, (参照 2013-04-30).

(41) 学生協働まっぷ.
http://dl.dropbox.com/u/15665405/map/index.html, (参照 2013-04-01).

(42) “ボランティア募集中!(学生&学外の方)”. 香川大学図書館中央館活動ブログ. 2012-05-12.
http://kagawaunivlibrary.blogspot.jp/2012/05/blog-post_18.html, (参照 2013-04-30).
活動時間60分を1ポイントとして50ポイント、150ポイント、300ポイントで特典を提供している。

(43) ピアサポートは、学生同士が教職員の指導のもと支援しあうシステムで、「学生が大学の構成員として自ら大学の変革のために行う自律的かつ協働的な活動」とされている。
清水亮ほか編著. 学生・職員と創る大学教育. ナカニシヤ出版, 2012, p. 38.

(44) 沖裕貴. ピア・サポート・プログラム: 立命館大学の事例. IDE. 2012, (546), p. 54-59.

(45) “りぶろぐ!”. 早稲田大学.
http://blogadmin.quon.asia/yomimono/waseda/toshokan/, (参照 2013-04-01).

(46) LiSAは1年のうち前期・後期をそれぞれ1期として、半年ごとに参加者を募集する。業務報告書は、プログラムが1期終了するごとに参加者にそれぞれ提出が求められるものである。この業務報告書は非公開だが、LiSA参加者のうち4名分(筆者を含む)について、閲覧と引用の許諾を取ることができたため参照した。筆者はプログラムの第1期(2007年度後期)から第5期(2009年度後期)まで学生スタッフとして参加した。なお、2013年4月時点で、LiSA参加者のべ331名(計159名)のうち図書館関係職に就職した者が4名(筆者を含む)いる。

(47) “学生支援GP マイライフ・マイライブラリー”.東京女子大学図書館.
http://library.twcu.ac.jp/sogo/gp_syosai.htm, (参照 2013-04-01).

(48) 日高ほか. 前掲. p. 11.

(49) 前掲. p. 12-14.

(50) 廣田未来. 特集, ラーニングコモンズと利用者サポート: お茶の水女子大学附属図書館の学生支援: ラーニング・コモンズとLiSAプログラム. 情報の科学と技術. 2011, 61(12), p. 489-494.
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008799214, (参照 2013-05-17).

(51) 谷本. 前掲.

(52) 宍戸露子. 広島女学院大学における「LIBフレンズ」、「ボランティア」、「アルバイト」について. 大学の図書館. 2009, 28(7), p. 133-136.

(53) “大学図書館学生協働交流シンポジウム: 図書館で未来を語ろう!”. 山口大学図書館.
http://www.lib.yamaguchi-u.ac.jp/LA/sympo2011/, (参照 2013-04-01).
“第2回大学図書館学生協働交流シンポジウム: 私たちができる図書館づくり”. 山口大学図書館.
http://www.lib.yamaguchi-u.ac.jp/LA/sympo2012/, (参照 2013-05-01).
参加大学は第1回・第2回とも、島根県立大学・島根大学・梅光学院大学・山口大学の4大学。次回は島根大学での開催が予定されている。

(54) ふじた. 前掲.

(55) 最近の事例には、2013年4月から開始した東京大学附属図書館の「アカデミックコモンズサポーター」などがある。
“新図書館計画アカデミックコモンズサポーターの募集について”. 東京大学附属図書館.
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/koho/news/news/fuzokuto_13_04_05.html, (参照 2013-05-20).

 

[受理:2013-05-21]

 


八木澤ちひろ. 大学図書館における学生協働について-学生協働まっぷの事例から-. カレントアウェアネス. 2013, (316), CA1795, p. 10-14.
http://current.ndl.go.jp/ca1795

Chihiro Yagisawa.
Student Staff in University Libraries: From the Research of “Gakusei-Kyodo Map”.