ドイツ図書館協会も実演家と実演記録の権利保護期間の延長に反対を表明

欧州委員会(EC)が2008年7月16日に発表した、実演家と実演記録の権利保護期間を実演から95年に延長(これまでは50年)するよう欧州議会・欧州理事会に求める勧告に対し、ドイツ図書館協会(DBV)が、創造性及び欧州の文化遺産の活用を阻害するとして反対の意を表明しています。同様の声明は、英国の文書館・図書館著作権同盟からも提出されています。

Datum 04.September 2008
Titel Richtlinienvorschlag der Europäischen Kommission zur Änderung der Richtlinie 2006/116/EG
DBV lehnt vorgeschlagene Verlängerung der Schutzdauer im Urheberrecht ab
http://www.bibliotheksverband.de/stellungnahmen/Stellungnahme_EU_Richtlinienvorschlag_Verlaengerung_Schutzdauer.pdf

参考:
英国の文書館・図書館著作権同盟、実演家と実演記録の権利保護期間の延長に反対を表明
http://current.ndl.go.jp/node/8599

欧州委員会、実演家と実演記録の権利保護期間の延長勧告とディスカッションペーパー『知識社会における著作権に関する政策提案書』を採択
http://current.ndl.go.jp/node/8339

E582 – 権利者と利用者のバランスをどう取るか?:知的財産権に関するレビュー(英国)
http://current.ndl.go.jp/e582

南亮一. EUにおける著作権保護期間延長の経緯について. レファレンス. 2007, (681), p. 85-103.
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200710_681/068105.pdf