Googleの欧州のプライバシーに基づく検索結果の削除リクエストについての情報公開

2014年10月14日に更新されたGoogleの透明性レポートで、欧州のプライバシーに基づく検索結果の削除リクエストの統計情報が公表されています。

2014年5月の欧州連合(EU)の欧州司法裁判所(Court of Justice)の判決(Google Spain 対 AEPD および Mario Costeja González)で、個人の名前を含む検索キーワードによる検索結果の削除をGoogleなどの検索エンジンに求める権利が特定のユーザーにあることが認められたとのことです。同裁判所の判断によれば、検索エンジンは個人から寄せられた削除リクエストを個々に評価しなければならず、公益に資する場合にのみそれらの結果の表示を継続できるとしているようです。

透明性レポートでは、2014年5月29日からのURLの削除リクエストの総数は148,819件、削除のために評価したURLの総数は502,590件(そのうち、Googleが処理を行ったURLについて、削除したURLは58.4%、削除されなかったURLは41.6%)、としています(2014年10月15日に確認)。国別にリクエストとURLの総数が確認できます。また、Googleに寄せられたリクエストの例、削除されたURL数の多いサイトなどの情報も掲載されています。

欧州のプライバシーに基づく検索結果の削除リクエスト(Google, 2014/10/14最終更新)
http://www.google.com/transparencyreport/removals/europeprivacy/?hl=ja

グーグル、寄せられたリンク削除要請は14万件超--「忘れられる権利」判決で(CNET Japan, 2014/10/14)
http://japan.cnet.com/news/business/35055092/

参考:
E1585 - 「忘れられる権利」をめぐるEUの裁定とGoogleの対応
カレントアウェアネス-E No.263 2014.07.24
http://current.ndl.go.jp/e1585

E1572 - 「忘れられる権利」と消去権をめぐるEU司法裁判所の裁定
カレントアウェアネス-E No.261 2014.06.19
http://current.ndl.go.jp/e1572

Googleが「忘れられる権利」への対応 検索対象からの削除を進める
Posted 2014年7月8日
http://current.ndl.go.jp/node/26527

米Google、著作権侵害ページへの削除依頼に関する統計を公開
Posted 2012年5月28日
http://current.ndl.go.jp/node/20964