カレントアウェアネス
No.193 1995.09.20
用語解説[T1]
グーテンベルグ計画(Project Gutenberg)
古典的著作を中心に,1万タイトルの英文の書物を電子テキスト化して広く一般に提供しようとする計画で,1971年にイリノイ大学の一研究者の発案で生まれた。提供されているものには,シェイクスピアの作品など英米の古典,ユーゴーの『レ・ミゼラブル』など他言語の名作の英訳,米国の独立宣言などの歴史的な文書,ロジェのシソーラスのような参考図書などが含まれている。テキストはインターネットを通じて提供されているほか,CD-ROMによっても配布されている。2001年を計画の目標年度としているが,現在提供されているのは百数十タイトルである。
Ref: Wired(日本語版)1,126,1994
戸田慎一ほか インターネットで情報検索 日外アソシエーツ 1994. p.74-81