No.15 地域活性化志向の公共図書館における経営に関する調査研究

本調査研究は、地域活性化への貢献をめざし革新的なサービスを提供している公共図書館のうち、特に萌芽期にあるサービスを提供している図書館を取り上げ、そのサービス実現のプロセスをたどることによりサービスの成立条件を明らかにすることを目指し、実施したものです。 

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第3章から第6章では、萌芽期にあるサービスを提供している図書館の4事例について、各館の担当者が詳述しています。各章のさいごには、図書館情報学研究者の視点によるまとめが掲載されています。第3章では、紫波町図書館の農業支援サービス、第4章では、東松島市図書館のICT 地域の絆保存プロジェクト「東日本大震災を語り継ぐ事業」、第5章では、田原市中央図書館の高齢者福祉施設訪問サービス「元気はいたつ便」、第6章では、東近江市立八日市図書館のリトルプレス「そこら」の作成を取り上げています。これら国内4事例に続いて、第7章では、海外との比較として、米国のピッツバーク・カーネギー図書館の事例について、図書館情報学研究者が詳述しています。

最後の第8章は、図書館情報学研究者が各事例をレビューし、そこから得られる知見等について、とりまとめを行ったものであり、サービスの成立条件、地域活性化への貢献についての考察が示されています。

  【目次】 

本調査の概要

English Summary

第1章 地域における課題解決と公共図書館

第2章 研究の枠組みと方法

第3章 農業支援サービス事始め (紫波町図書館の取組み)

第4章 東日本大震災を語り継ぐ (東松島市図書館の取組み)

第5章 元気はいたつ便 (田原市中央図書館の取組み)

第6章 リトルプレス「そこら」 (東近江市立八日市図書館の取組み)

第7章 ピッツバーグ・カーネギー図書館の事例分析

第8章 図書館による地域活性化とサービス策定過程

 

※2014年7月10日最終更新