図書館長が修士号を取るまで助成金はカット(米国)

米国ウィスコンシン州のある公共図書館で、館長が図書館学の修士号を所定期間内に取得できないために、助成金を削減される事態が発生し、ニュースになっています。同州では、図書館長は修士号を取得する必要があり、未取得の場合は採用された年内(2007年中)に取得計画を提示しなければならないのですが、館長が修士課程の履修を申請した大学院は定員オーバーのため、履修開始が年明け(2008年1月)からになってしまったとのことです。

本来なら、毎年8.300ドルの図書館への助成が全額カットされることになることもあり、館長は館長職からの格下げを自ら提案したのですが、図書館委員会は温情を示し、館長職に留まるよう促すとともに、2007年の助成額を25%カット、2008年の助成額を50%カットとすることにしたそうです。なお予定の履修期限の2008年12月までに修士号が取得できなかった場合、2009年の助成は全額カットとなると警告されています。

Tomah librarian gets reprieve – Tomah Journal
http://www.tomahjournal.com/articles/2007/11/29/news/03library.txt

November 30th, 2007付けLISNewsの記事
http://www.lisnews.org/node/28403