北米の研究図書館センター(CRL)、冊子体雑誌の共同保存に関するデータベースPAPRの機能拡張を実施

2019年9月20日、北米の研究図書館センター(CRL)は、冊子体雑誌の共同保存に関するデータベース“Print Archives Preservation Registry”(PAPR)について、機能拡張を実施したことを発表しました。

CRLは主な機能拡張として以下の3点を挙げています。

・他のデータベースからのレコード取り込み機能についてフォーマットを指定することにより、JSTOR、HathiTrust、Scholars Portalなどからレコードを追加することが可能になった

・各タイトルについて、紙資料の所蔵情報とデジタル資料の保有情報を区別して表示することが可能になった

・各タイトルについて、FLAREやScholars Trustのような資料保存プログラムに関する情報を表示することが可能になった

PAPR Database Enhanced(CRL,2019/9/20)
http://www.crl.edu/news/papr-database-enhanced

参考:
冊子体雑誌の共同保存に関するデータベース“Print Archives Preservation Registry”が公開
Posted 2012年8月7日
https://current.ndl.go.jp/node/21556

冊子体資料の共同保存データベースPAPRに新機能“comparison reports”が追加
Posted 2013年10月9日
https://current.ndl.go.jp/node/24555

冊子体雑誌の共同保存に関するデータベースPAPRにダッシュボード機能(β版)が追加
Posted 2016年6月20日
https://current.ndl.go.jp/node/31833