冊子体資料の共同保存データベースPAPRに新機能“comparison reports”が追加

北米の研究図書館センター(CRL)が、冊子体資料のアーカイブやシェアードプリントに関するデータベース“Print Archives Preservation Registry(PAPR)”の新機能“comparison reports”を発表しました。

PAPRには、現在31のプログラムが登録されており、そのうち12のプログラムで保存されている45,000タイトル分のメタデータが登録されています。今回の新機能は、資料リスト(例えばISSNのリスト)をアップロードすると、PAPRに登録されたプログラムにおけるそれらの保存状況をまとめたレポートが(24時間以内に)得られるというものです。このレポートを貸出回数などのローカルデータと合わせることで、蔵書構築の意思決定に役立てることができるとされています。

PAPR Now Offers Comparison Reports(CRL 2013/10/7付けニュース)
http://www.crl.edu/news/9938

PAPR – Print Archive and Preservation Registry
http://papr.crl.edu/

Print Archives Preservation Registry(CRL)
http://www.crl.edu/archiving-preservation/print-archives/papr

参考:
冊子体雑誌の共同保存に関するデータベース“Print Archives Preservation Registry”が公開 Posted 2012年8月7日
http://current.ndl.go.jp/node/21556

Print Archives Preservation Registryを利用した紙資料の共同保管プロジェクトの事例(米国) Posted 2012年2月14日
http://current.ndl.go.jp/node/20166

紙媒体の雑誌の保管状況のデータベース“Print Archives Preservation Registry”が設立へ Posted 2011年5月20日
http://current.ndl.go.jp/node/18225