カレントアウェアネス-E
No.124 2008.03.05
E763
NDL,書誌調整連絡会議記録集のウェブサイト掲載と意見募集
国立国会図書館(NDL)は,2007年11月16日に実施した「平成19年度書誌調整連絡会議」の概要と記録集をウェブサイトに掲載した。あわせて,「付録:書誌データの作成および提供:新しい方針の設定(検討用)」も掲載している。これは,国立国会図書館で検討中の書誌データに関する新しい方針を示したもので,NDLの書誌データの役割や現状と課題等をふまえ,以下の5つの方針を案として提示している。
- 方針1:データの開放性を高め,Web上での提供を前提として,多様な方法で容易に入手,活用できるようにする。
- 方針2:情報検索システムをもっと使いやすくする。
- 方針3:電子情報資源も含めて,多様な対象をシームレスにアクセス可能にする。
- 方針4:データの有効性・効率性を高める。
- 方針5:外部資源,知識,技術を活用する。
この方針は,おおむね5年(2008年度~2012年度)を期間として設定し,この期間に実現する方策を具体化のうえ,順次実施する。
なおこの方針について,電子メールで2008年3月10日まで意見募集を行っている。電子メールアドレスは「bib-news@ndl.go.jp」となっている。件名には「bib:方針案への意見」と記入されたい。寄せられた意見をふまえ,2007年度中に方針を定める予定である。
(国立国会図書館書誌部)
Ref:
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/h19_conference_report.html
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/h19_conference_kiroku.pdf
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/h19_conference_furoku.pdf
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data_make.html