E451 – キルギス国立図書館に対する各国・機関からの支援

カレントアウェアネス-E

No.77 2006.02.15

 

 E451

キルギス国立図書館に対する各国・機関からの支援

 

 キルギス国立図書館は2005年12月25日,日本からのODA無償資金37万ドル(約4,400万円)によって購入した機材を元に,マイクロ化センターおよびマイクロ資料室を開設した。同館は学位論文,発明・特許の目録など約13万点のマイクロ資料を所蔵しているが,歴史的に重要な文書遺産の保存と,広範なアクセスの保障のため,貴重書や,自館が所蔵していない資料のマイクロ化を検討していた。

 なお同館に対しては,日本以外にも米国,ドイツ,フランス,ロシアが各国の資料と閲覧室等を提供しているほか,国連開発計画(UNDP)がインターネットアクセスセンターに,ユネスコが歴史資料のデジタル化にそれぞれ資金を提供している。また,eIFL(CA1566参照),米国国際開発庁(USAID)のユーラシア財団,ソロス財団,米国大使館の支援によって,同館を含むキルギス図書館情報コンソーシアムからEBSCO社,Splinger社などの電子ジャーナル等へアクセスすることも可能になっている。

Ref:
http://www.nlkr.gov.kg/news20051222.htm
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/anken/zyoukyou/h_15/040116_2.html
http://www.nlkr.gov.kg/eng/partnership.htm
http://www.eifl.net/countries/kyrgyzstan.html
http://www.bik.org.kg/en/eifl_kyrgyzstan.html
CA1566