E168 – NISOが新しいURIスキーマを発表

カレントアウェアネス-E

No.30 2004.02.04

 

 E168

NISOが新しいURIスキーマを発表

 

 1月14日,米国議会図書館(LC)の資料管理番号のような一般的な識別子をウェブでも扱えるようにURI(Uniform Resource Identifier;注)化するための「INFO URIスキーマ」が米国情報標準化機構(NISO)によって発表された。これはNISOが後援し,ロスアラモス国立研究所やOCLCなどのNISOメンバーがW3C(T31参照)やIETF(T32参照)と共同で開発を進めていたもので,通常のURNを簡易な方法で補うことのできる特別なタイプのURNである。

 米国国立医学図書館(NLM)の生物工学情報センター(NCBI)では,提供するPubMedのレコード識別子にこのスキーマを適用している。すでにLCとNLM,NASAの3機関がINFO URIのレジストリに登録しているという。

(注)URN(Uniform Resource Name)とURL(Uniform Resource Locator)の概念を含み,様々な情報資源を名前や場所などの特徴によって一意に識別するもの。

Ref:
http://www.niso.org/news/releases/pr-NISO_URL.html
http://www2.elsevier.co.uk/~tony/info/info.html
http://info-uri.info/
http://www.oclc.org/research/announcements/2003-12-26.htm
T31,32