英国マンチェスター大学の研究グループによる、次世代ウェブのための書誌的ツールに関するレビュー論文が、オープンアクセス誌のPLoS Computational Biologyに掲載されています。
著者らは、PubMed、IEEE Xplore、ACM digital library、ISI Web of Knowledge、Scopus、Citeseer、arXiv、DBLP、Google Scholarといったデータベース類(著者らは“Digital Libraries”と総称しています)がそれぞれ孤立した状況にあることを問題視し、研究者が統合的に必要な文献を重複なく、十分なメタデータで管理できるようにするべく、既存の文献管理ツール類(Zotero、Mendeley、Mekentosj Papers、MyNCBI、CiteULike、Connotea、HubMed)をレビューしています。その上で、さらに研究者にとって使いやすくするための提言を行っています。
Hull D, Pettifer SR, Kell DB 2008 Defrosting the Digital Library: Bibliographic Tools for the Next Generation Web. PLoS Computational Biology 4(10): e1000204 doi:10.1371/journal.pcbi.1000204
http://dx.doi.org/10.1371/journal.pcbi.1000204