大学の授業用教科書の価格高騰に対抗した、教科書の「オープン」化状況-カリフォルニアの場合

米国では、大学の授業用教科書の価格高騰が問題となっていますが、カリフォルニア州では、出版社からの10万ドルという対価を断って、自著を「オープンソース・テキストブック」としてオンラインで無償公開した著名な経済学の教授が注目を集めているそうです。この教授がテキストブックのオープン化に取り組んだ経緯、また州内・米国の大学における教科書のオープン化の試み(オープンコースウェア、無料の電子書籍(Wikibooksなど))の広がりと、出版社による従来より安価な電子書籍の試みとの競合などについて、Los Angels Times紙が紹介記事を掲載しています。

Free digital texts begin to challenge costly college textbooks in California – Los Angeles Times
http://www.latimes.com/news/local/la-me-textbook18-2008aug18,0,4712858.story

Open-source textbooks | The Marketplace Reader | Marketplace from American Public Media
http://www.publicradio.org/columns/marketplace/thereader/2008/08/opensource_textbooks.html

08/19/2008付けLISNewsの記事
http://lisnews.org/open_source_textbooks

参考:
電子版教科書を普及させるには、何をすればよいのか?:報告書刊行(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/8698