カナダ政府、研究データのアクセス・保存戦略を検討するWGを設置

カナダ政府が2008年、研究データの収集・記録・保存に関する国家レベルの標準・政策がなく、研究データの十分な利活用が行われていないことを問題視し、国家レベルの戦略を検討するためのワーキンググループ“Research Data Canada”を設置しました。同WGは大学、研究所、図書館、研究助成機関、研究者などからなり、(1) 政策・助成・研究、(2) インフラ・サービス、(3) 実現可能性(スキル、研修、報酬システム)、(4) 研修プログラム、の4つのタスクグループに分かれて検討を行っています。最終報告書は、9月に刊行される予定とのことです。

Research Data Canada
http://data-donnees.gc.ca/eng/index.html

29 juillet 2008付けProsperの記事
http://prosper.inist.fr/article.php3?id_article=554

なお同WGのウェブサイトには、先行するeサイエンス、サイバーインフラストラクチャ関係の文献(英・米のものが中心)へのリンク集もあります。

Documents, Presentations, and Links
http://data-donnees.gc.ca/eng/docs_links.html

参考:
E742 – ARL,研究図書館によるE-Science開発のためのアジェンダを発表
http://current.ndl.go.jp/e742

E701 – 「サイバースカラシップ」のためのインフラ構築に向けて
http://current.ndl.go.jp/e701