機関リポジトリにおける名称典拠サービスプロジェクト“Names”(英国)

機関リポジトリや主題リポジトリに登録される報告書や論文や研究データが増加し、またその利用も増加するに従って、一意にその作成者・作成機関を特定できるようなサービスが求められています。英国では、英国情報システム合同委員会(JISC)の助成により、この課題に取り組むプロジェクト“Names”が進行中です。“Names”では、プロトタイプとしてサービスを開発し、リポジトリにおける名称典拠に関わるさまざまなプロセス(フォーマットの決定、異なるソースからのデータのマッピング、適切なデータベースのセットアップなど)を検証していく予定です。これまでの取り組みの成果として、リポジトリの名称典拠に必要なソフトウェア仕様がこのほどまとめられ、公表されています。

Names Project
http://names.mimas.ac.uk/

Software Requirements Specification
http://names.mimas.ac.uk/documents/Names_Software_Requirements_11Jul2008.pdf

参考:
E793(No.129)リポジトリ内コンテンツのversionを明確にするために
http://current.ndl.go.jp/e793