カナダ図書館協会(CLA)がオープンアクセスを支持・推進する立場を表明していますが、その当の協会の刊行物へのアクセスはどうなっているのかを、ブログ“Digital Koans”のベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が調べています。また同時に、米国図書館協会(ALA)の例も調べています。
CLAの場合、機関紙“Feliciter”は、最新号にはアクセスできませんが、それ以前の号にはアクセスできます。つまり次号が出るまでがエンバーゴ期間に設定されています。これに対し、ALAの場合は、刊行物の種類によってまちまちで、そもそもウェブサイトで公開されていないものもありました。著作権ポリシーの適用も、矛盾があったり不明瞭だったりするということがわかったとのことです。ちなみにベイリー氏は、ALA自身がオープンアクセスに関する立場をこれまで表明したことがないことにも不満を表しています。
On ALA, CLA, and Open Access – DigitalKoans
http://digital-scholarship.org/digitalkoans/2008/06/11/on-ala-cla-and-open-access/
参考:
カナダ図書館協会、オープンアクセスに関する立場声明を発表
http://current.ndl.go.jp/node/8027