英国の英国情報システム合同委員会(JISC)はこのほど、「電子図書館のためのメタデータ:最新技術と将来の方向性(Metadata for digital libraries: state of the art and future directions)」と題した報告書を発表しました。現在、記述メタデータ、管理メタデータ、保存メタデータにはそれぞれ複数のスキーマが存在しており、データの相互運用性を確保する上で問題となっています。しかしこれらのメタデータ・スキーマはすべてXMLアーキテクチャに基づいて設計されているため、一貫したスキーマへと統合していくことが可能だと考えられます。JISCはこのような観点から、将来のメタデータ・スキーマの統合に向けて、現状の整理、考えられるアプローチの仕方とその課題などをまとめています。
Metadata for digital libraries: state of the art and future directions
http://www.jisc.ac.uk/media/documents/techwatch/tsw_0801pdf.pdf