デジタルオーディオブック大手のOverDrive社が3月19日、書店・図書館向けに提供しているオーディオブックのうち15%程度について、デジタル著作権管理(DRM)なしのMP3フォーマットで提供することとしたと発表しました。同社はこれまで、すべてのオーディオブックをDRM付きのWMAフォーマットで提供しており、iPod、Zuneなど人気のオーディオプレイヤーでは聞くことができませんでしたが、これにより、従来より多くの利用者ができるようになります。
同社はまた、図書館利用者向けのダウンロード画面で、著作権法に則った利用をするよう、念を押していくとしています。
OverDrive to Distribute MP3 Audiobooks to Booksellers and Libraries
http://www.overdrive.com/aboutus/getArticle.aspx?newsArticleID=20080319
OverDrive Breaks the iPod Barrier for Downloadable Audio – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6542329.html
参考:
CA1595 (No.288) – 米国の図書館における録音図書サービス〜デジタル技術を活用した録音図書〜 / 井関哲司
http://current.ndl.go.jp/ca1595