AAP、3大学と“電子フォーマットの授業資料のための著作権ガイドライン”について合意を形成

米国出版社協会(AAP)はこのほど、ホフストラ大学、マルケット大学、シラキュース大学の3大学との間で、“電子フォーマットの授業資料のための著作権ガイドライン”について合意したことを発表しました。このガイドラインは3大学との間で個別に検討されたもので、著作権保護期間中の電子コンテンツを教育環境のなかで利用する際の権利や義務を教職員や図書館員が理解することを助ける、常識的な基準を設けることを目的としているそうです。各大学のガイドラインとも、フェアユースの原則に合致した内容となっていると、プレスリリースは伝えています。

Publishers Announce Agreements with Universities on New Copyright Guidelines for Course Content in Digital Formats – AAPのプレスリリース
http://www.publishers.org/main/PressCenter/CollegeCopyrightGuidelinesRelease.htm

ホフストラ大学のガイドライン
http://www.hofstra.edu/pdf/about/Policy/policy_ereserves.pdf
マルケット大学のガイドライン
http://www.marquette.edu/library/reserve/ereserve_copyright_guidelines.pdf
シラキュース大学のガイドライン
http://sunews.syr.edu/copyright.cfm

参考:
E564(No.94)授業教材の電子化と著作権:コーネル大学がガイドラインを公表
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/cae/item.php?itemid=577

E341(No.60)電子リザーブの著作権問題(米国)
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/cae/item.php?itemid=347