2006年11月に行われた米国研究・大学図書館協会(ACRL)のラウンドテーブル「学術図書館における技術と変化」の議論をまとめたエッセイが、同協会のウェブサイトで公開されています。
このラウンドテーブルには、図書館員、研究者、図書館協会関係者、ベンダーなどから30名が参加し、「技術や教育・学習・研究環境の変化に対し、学術図書館の役割・責任・資源をどのように再定義するか」をテーマとしたディスカッションが行われました。
このディスカッションで、図書館が引き続き学内で重要な位置を占めるために必要な変化として、以下の3つが確認されたとされています。
・図書以外のさまざまな情報も入手できる場として認知されること
・図書館の資源以外の情報も用いて、利用者の情報入手・活用を支援すること
・図書館が進化していることをもっと積極的にアピールすること
このほか、学術図書館や図書館員、ACRLの役割についてもさまざまな提言がなされています。
Changing Roles of Academic and Research Libraries – ACRL
http://www.ala.org/ala/acrl/acrlissues/future/changingroles.htm
ACRL releases essay on technology and change in academic libraries – ALA
http://www.ala.org/ala/pressreleases2007/march2007/ACRLessaytechnology.htm