『古事類苑』の電子化プロジェクトが進行中

国際日本文化研究センターの山田奨治助教授が中心となり、『古事類苑』の電子化プロジェクトが進行しているようです。すでに本文画像のスキャニングとテキスト入力を完了し、現在テキストデータに対する校正、Unicode、外字対応といった作業が進められているそうです。また、『古事類苑』が内包する概念体系をシソーラス辞書化、さらに概念体系内部における語彙の位置を示す「Uniform Concept Locater (UCL) 」の定義を目指しているそうです。
公開のための作業が完了した「天部」が、日文研の山田研究室と国文学研究資料館のウェブサイトで公開されています。また将来的にはWikiでの公開も計画されているそうです。

電子化古事類苑プロジェクト(国際日本文化研究センター山田奨治研究室ウェブサイトより)
http://www.nichibun.ac.jp/~shoji/cgi-bin/dmh/wiki.cgi?page=%C5%C5%BB%D2%B2%BD%B8%
C5%BB%F6%CE%E0%B1%F1%A5%D7%A5%ED%A5%B8%A5%A7%A5%AF%A5%C8

『古事類苑』天部 HTML版
http://www.nichibun.ac.jp/~shoji/kojiruien-test/ten/

山田奨治, 早川聞多, 相田満: 古事類苑(天部・地部)の全文入力とWiki版の試行−前近代の文化概念の情報資源化−, 情報処理学会研究報告, Vol,2006, No.112, pp.39-46, 2006.(国際日本文化研究センター山田奨治研究室 「電子化古事類苑プロジェクトウェブサイト」より)
http://www.nichibun.ac.jp/~shoji/archives/CH-72-6.pdf

古事類苑検索試験システム(国文学研究資料館版)
http://base1.nijl.ac.jp/~kojiruien/ruientop

総合日本文化研究実践教育プログラム – e-learning事業群(「古事類苑データーベース開発事業」が紹介されています)
http://www.initiative.soken.ac.jp/5jigyo/5jigyo_e-learning.html

niform Concept Locaterと「本の路線図化」(bookscanner記 2007年1月12日付記事より)
http://d.hatena.ne.jp/bookscanner/20070112/p1