国際図書館連盟(IFLA)、国際連合(UN)が推進する“Global Digital Compact”の取り組みに対する提案書を提出

2022年10月3日、国際図書館連盟(IFLA)が、国際連合(UN)が推進する“Global Digital Compact”の取組に対し、同取組で提示された優先分野のすべてについてのコメントを、9月30日付で提出したことを発表しました。

発表によると、デジタル接続、インターネットの断片化の回避、データの使用方法に関す選択肢の提供、オンライン上での人権の適用、差別や誤解を招くコンテンツに対する説明責任基準の導入によるインターネット情報の信頼の促進、人工知能規制の促進について、それぞれコメントしています。そのほか、図書館とその利用者がデジタル環境下で作業を継続できるようにするための著作権改革の重要性に触れているとしています。

IFLA submits contribution to the UN Global Digital Compact consultation(IFLA, 2022/10/3)
https://www.ifla.org/news/ifla-submits-contribution-to-the-un-global-digital-compact-consultation/

IFLA Response to the UN Global Digital Compact Survey
https://repository.ifla.org/handle/123456789/2157

関連:
Global Digital Compact(United Nations)
https://www.un.org/techenvoy/global-digital-compact

参考:
E1763 – 国連2030アジェンダと図書館:IFLAのツールキット
カレントアウェアネス-E No.297 2016.02.04
https://current.ndl.go.jp/e1763

E2534 – すべての人に情報を:アジア・オセアニアの図書館とSDGs
カレントアウェアネス-E No.443 2022.09.15
https://current.ndl.go.jp/e2534