北米研究図書館協会(ARL)ら、データ管理・共有に関する米国国立衛生研究所(NIH)の新たな方針への対応に関するレポートを公開

2022年10月18日、北米研究図書館協会(ARL)が、米国医科大学協会(AAMC)と学術医学図書館協会(AAHSL)と共にレポート“Institutional Strategies for the NIH Data Management and Sharing Policy”を公開したと発表しました。

米国国立衛生研究所(NIH)は、研究者と機関に対して助成申請時のデータ管理・共有計画提出を求める新たな方針を、2023年から適用します。同レポートには、この方針に各機関が対応するための方法について、ARL・AAMC・AAHSLは質問調査とインタビュー調査を行った結果がまとめられています。

レポートの中では、各機関が可能な支援について、「連携とコミュニケーション」「ガバナンスとコンプライアンス」「サービスとプロセス」「研修と教育」「インフラ」が挙げられており、それぞれの項目について、説明、参考資料、実例等が記載されています。

New Report and Resources Available on NIH Data Management and Sharing Policy(ARL, 2022/10/18)
https://www.arl.org/news/new-report-and-resources-available-on-nih-data-management-and-sharing-policy/

Institutional Strategies for the NIH Data Management and Sharing Policy: Infrastructure, Policies, and Services [PDF:8ページ]
https://www.aamc.org/media/62881/download?attachment

参考:
北米研究図書館協会(ARL)とカナダ研究図書館協会(CARL)、研究データサービスにおける連携相手や利害関係者とのパートナーシップに関するレポートを公開
Posted 2022年1月17日
https://current.ndl.go.jp/node/45488

北米研究図書館協会(ARL)、研究データへの取組に関する組織内におけるコミュニケーションのツールキットを公開
Posted 2021年1月29日
https://current.ndl.go.jp/node/43134

北米研究図書館協会(ARL)、研究データへの取組に関する推奨事項をまとめた報告書“Implementing Effective Data Practices”を公開
Posted 2020年10月6日
https://current.ndl.go.jp/node/42186

米国国立衛生研究所(NIH)、データ管理・共有方針の草案を公開
Posted 2019年11月19日
https://current.ndl.go.jp/node/39540