2021年7月20日、北米研究図書館協会(ARL)が、研究データサービスに関するカナダ研究図書館協会(CARL)との共同タスクフォースの最終報告書を公開したと発表しました。
同タスクフォースは、2020年に設立されました。研究データ管理や研究支援サービスにおいて研究図書館が持つ役割を示しコミットすること、FAIR原則等の文脈でARLとCARLの会員が研究データサービスの協力機関として組織を改善するためのリソース構築を指導することを目的としています。
報告書には、既存のリソースと研究者のニーズのマッピングを行うことを含む7個の推奨事項や、プロセスの自動化の優先順位をはじめとした研究データに関する取組の戦略等がまとめられています。
ARL/CARL Joint Task Force on Research Data Services Releases Final Report(ARL, 2021/7/20)
https://www.arl.org/news/arl-carl-joint-task-force-on-research-data-services-releases-final-report/
ARL/CARL Joint Task Force on Research Data Services Releases Final Report(CARL, 2021/7/19)
https://www.carl-abrc.ca/news/arl-carl-joint-task-force-on-research-data-services-releases-final-report/
ARL/CARL Joint Task Force on Research Data Services: Final Report [PDF:23ページ]
https://www.arl.org/wp-content/uploads/2021/07/2021.07.16-arl-carl-joint-task-force-on-research-data-services-final-report.pdf
参考:
北米研究図書館協会(ARL)、研究データへの取組に関する推奨事項をまとめた報告書“Implementing Effective Data Practices”を公開
Posted 2020年10月6日
https://current.ndl.go.jp/node/42186
研究データ管理、学術コミュニケーション・オープンアクセス支援業務における図書館員のコンピテンシーの分析結果が公表される
Posted 2016年6月17日
https://current.ndl.go.jp/node/31828
E2052 – FAIR原則と生命科学分野における取組状況
カレントアウェアネス-E No.353 2018.08.30
https://current.ndl.go.jp/E2052