Knowledge Rights 21(KR21)、二次出版権に関するポジションペーパーを公開

2022年10月13日、LIBERのプロジェクトKnowledge Rights 21(KR21)が、二次出版権に関するポジションペーパーを公開したことを発表しました。

LIBERが実施しているエンバーゴ無しの出版を推進するキャンペーン“Zero Embargo campaign”と公的助成による研究成果物がゼロエンバーゴで二次出版可能であることを規定したモデル法を支持する内容であるとしています。

発表の中では、欧州の各国政府と欧州連合(EU)に対して、公的助成による研究の成果への即時アクセスが可能となるよう、二次出版を認める法律の整備を行うことを求めていること、二次出版権は著者・助成機関・教育機関が公的助成の研究成果にアクセスする権利を含むべきであること等を述べています。

Secondary Publishing Rights – New Position Statement from Knowledge Rights 21(KR21, 2022/10/13)
https://www.knowledgerights21.org/statement/secondary-publishing-rights-new-position-statement-from-knowledge-rights-21/

A Position Statement from Knowledge Rights 21 on Secondary Publishing Rights [PDF:13ページ]
https://www.knowledgerights21.org/wp-content/uploads/2022/10/Secondary-Publishing-Rights-Position-Paper.pdf

関連:
LIBER wants #ZeroEmbargo on Publicly-Funded Scientific Publications.(LIBER)
https://libereurope.eu/zeroembargo/

参考:
欧州研究図書館協会(LIBER)、公的助成による研究成果物がゼロエンバーゴで二次出版可能であることを規定したモデル法を策定し公開
Posted 2021年3月23日
https://current.ndl.go.jp/node/43627